アイデア1 「牽引走行が楽で室内を広く利用できるキッチントレーラーは作れないか?」

こんにちは、キッチントレーラー(トレーラーハウス)及びシャーシ(車台)をオーダーメイドで設計・製作・販売している飛騨・美濃ふるさと企画です。

 

今回は、

 

牽引走行が楽で室内を広く利用できるキッチントレーラーを作れないか考えてみました。

 

※アイデアの為、需要の調査は不十分です。。。

 

 

はじめに、

なぜキッチントレーラーなのか?

土地に定住利用するトレーラーハウスの場合、牽引は頻繁にありません。

また移送は専門業者に依頼します。

一方キッチントレーラーは、頻繁に自分で牽引走行をします。

室内を広く利用できるとなると色々便利が増えます。

それではキッチントレーラーに絞って考えてみます。

 

 

 

残念ながら、現在牽引走行が楽で、室内を広く利用できるキッチントレーラーは日本にありません。

ハウスの大きさに比例して、重量・サイズも大きくなってしまいます。

 

 

 

ネットで探していると

 

海外のキャンピングトレーラーで、伸縮して室内サイズを広くする発想の製品がありました。

その名は、3X Caravan。

3畳以下だった室内が約7畳のワンルームにボタン一つで変化します。

かかる時間は約20秒ほど。

まさにグレイト!

 

 

 

価格は、最新情報ではないかもしれませんが、300万円弱です。

室内のインテリア品込み価格?や本体重量は不明ですが注目度は高いです。

 

日本では未発売?みたいですが、狭い日本に合う製品かもしれません。

 

 

 

この事例のコンパクト発想を元に、

牽引走行が楽で室内を広く利用できる必要条件を出してみます。

 

 

 

・トレーラーの全長が可能な限り短くなっている。(長くても3.5m以下)

・牽引時、ハウスの高さが車中から後続車確認できる高さになっている。

・設置時、ハウスが縦・後ろ方向に2倍程伸縮して自由にサイズ調整ができる。

・見た目がおしゃれである

・ハウス、トレーラーの重量が軽い

・牽引免許は不要である。総重量750kg以下

 

 

この仕様に近いのが、トレーラーテントかも知れません。

コンパクトに運んで、目的地でトレーラーの上にテントを展開する製品です。

 

 

ただ、テント生地だと不安も残ります。

雨、風、寒さ、火、見た目等・・・

キッチントレーラーとしては、不向きです。

 

 

他の課題として、

コンパクトにすればするほど、室内品が置けなくなります。

シンク、冷蔵庫、等

後続車確認できる高さまでハウスを低くするとなると、

それに合わせて室内品を選択する必要が出てきます。

 

 

 

ここで、一つの疑問が、

 

 

キッチントレーラーを利用する場合、

なにかしらのイベントで利用します。

 

 

その場合、出展スペースは限られてきます。

2枠分を確保してまで設置後2倍の広さを必要とするケースはあるのか?

と言うことです。

 

 

サイズ規定がない場所での販売や、別々の商品(1台で2店舗分利用)を販売する場合や、

飲食スペースにする場合などにはメリットはありそうです。

 

 

そうなると、

①コンパクトに運んで、通常の大きさに伸縮するパターン

②通常の大きさで運んで、2倍の長さサイズに伸縮するパターン

③コンパクトに運んで、通常の大きさへ、および2倍の長さサイズに伸縮するパターン

の3つが考えられます。

 

 

①の場合、高さだけ100cm程度伸縮する構造にします。

②の場合、横方向に2倍伸縮する構造にします。

③の場合、高さと横方向を伸縮する構造にします。

 

 

どれが必要なのか?

実際にこの構想のキッチントレーラーで商売したい方がいたら意見を聞かせてください。

 

問い合わせはこちら

 

 

 

 

今回は②の通常の大きさで運んで、2倍の長さサイズに伸縮するパターンを考えます。

 

 

まずは、

ハウスの伸縮構造について考えて見ます。

 

分かりやすく当社のマルチユースキャビン(小型のキッチントレーラー)で当てはめてみます。

 

<トレーラー>

■最大積載重量:550kg

■車両重量:170kg

■車輛寸法(外寸)

全長:3500mm牽引時(ドローバー格納時:2940mm)

全幅:1480mm

全高:600mm

 

<ハウス>

■キャビン寸法(外寸)

全長:2400mm

全幅:1435mm

全高:1854mm

重量:仕様により異なる

 

 

キャビンの全長は2.4mあり、設置時これを伸縮して4.8mにする。

※マルチユースキャビンは丸みを帯びたデザインの為、伸縮構造にはしにくいです。

 

 

 

 

横方向の伸縮構造案:

 

①ハウスの中からハウスを押し出し構造で拡張する

②ハウスとトレーラーを分離させて、トレーラーを拡張分にする。

 

 

①-aは、ハウスの中に拡張用のハウスを入れておき、引き抜き拡張する。

懸念点として、元ハウス側面の窓枠部分を考慮して拡張分ハウスも側面を穴あき構造にしないと

必ず、拡張分を押し出して使用しなければならなくなる。

また、拡張分はジャッキで支えるが、重い加重は不向きとなる。

土台に鉄板などを利用して耐加重する事もできるが、通常時の限界積載量が減ることになる。

接合部にゴムパッキンなどで雨の進入を防ぐ必要がいる。

総合的にはお客様への場所提供には不向きの為、お店側が使用する用途になる。

①-b

トレーラーに壁面(赤い部分/天井・牽引前面・裏側面)が付けてあり、

内側に元ハウスが作ってある。

元ハウスをスライド(元ハウスの上下にローラー仕様)すると

トレーラーの上が拡張分としてスペース利用できる。

前面は、ロールカーテンやテント生地をマジックテープでカバーする。

※側面(赤い部分)の内側に前面壁を折りたたんで収納しておく方法もある。

収納時、拡張時、拡張部に雨の進入を防ぐ工夫が必要。

拡張分はトレーラーが土台になる為、人、荷物などの積載に耐えられる。

待合室や休憩所、飲食スペースにすることも可能。

 

②は、ハウスとトレーラーを分離させて、空いたトレーラーを利用して拡張分のハウスとする。

ハウスとトレーラーを分離するのは、当社の製品(車輪ユニット脱着式)を利用して

製作することになる。

 

元ハウスの上部に拡張用の壁面が折りたたみで収納されてある。(上面、牽引前面)

側面の2枚も収納されている。

素材はアルミ複合板など。

空いた側面は、テント生地をマジックテープなどで付ける。

潰れないよう縦の加重対策に牽引前面2角隅に鉄パイプなど、トレーラーに刺さる構造にする。

 

雨天時、簡易的に雨対策となる。現仕様だと内側の壁面にも雨が漏れると予想。

トレーラーが土台になる為、人、荷物などの積載に耐えられる。

待合室や休憩所、飲食スペースにすることも可能。

①-a、①-bよりも優れている点として、分離している為、元ハウスからの衝撃(室内作業)は伝わりづらい。

 

※①-bも車輪ユニット脱着式を利用するのがおすすめです。

 

 

○まとめ○

拡張スペースができると今迄できなかった利用用途が生まれそうです。

 

飲食スペースが隣接するなら、固定店舗のミニ版にした感じです。

カフェ、お弁当や、居酒屋、和洋中なんでも、貸しきりオードブルまでいけそうです。

少しサイズの大きいキッチントレーラーでも良い場合は、拡張分も比例してスペース確保できます。

他には、物販スペース、休憩所、他業種、荷物置き場などにも利用できそうです。

 

 

こんなキッチントレーラーが欲しい方はお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

 

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